2015年11月11日
カミツレエキス
「カミツレ」というとあまり馴染みがないかもしれませんが、「カモミール」という名前は広く知られています。ハーブティーや入浴剤のパッケージでもよく見られる、白くて小さな花が特徴的なキク科の植物です。
非常に良い香りがし、リラックス効果があるためボディケアやアロマオイルで使われていることでも有名です。
カミツレエキスとはそのカモミール(カミツレ)の花から抽出したエキスのことをいいます。化粧品によく配合されている成分で、特にシミやそばかすを予防するのに効果的です。
ではカミツレエキスに美白効果があるのは、いったいどういう働きによるものなのでしょうか?

紫外線を浴びると皮膚内のメラノサイトが活性化し、角化細胞に情報伝達物質である「エンドセリン」が作られます。
このエンドセリンがメラニン色素を作るよう命令するため、皮膚は黒くなり、シミやそばかすを作る準備を始めます。これが日焼けのメカニズムです。
カミツレエキスにはエンドセリンの働きを抑え、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を阻害する効果があり、結果的にメラニン生成を抑えることができるのです。
また消炎作用もあり、ニキビなどの肌荒れにも有効とされています。
ss=”text-pink”>主な働き
・メラニン生成の抑制
・肌代謝と血行の促進
・頭皮のフケ・痒みの抑制
・抗炎症作用
・香りによるリラクゼーション効果
期待される美容効果
・メラニン生成抑制による美白(シミ・そばかす予防)
・保湿力の増大
・消炎作用によるニキビの緩和
過剰摂取による副作用について
ブタクサアレルギーがある人は、同じキク科のため注意が必要です。パッチテストをしてから使用してください。