美しいスタイルが美しい人をつくる! 現代女性がもっと美しく輝くための「ヒント」をご紹介しています。
海のミネラルをたっぷりたくわえた、昆布はかくれた美容食
昆布消費量の全国トップは沖縄県。しかも、沖縄ではダシを取ったあとの昆布も捨てずに、チャンプルーにして丸ごと食べるのだそうです。

そしてこの食習慣が、肌の若さの一因になっているらしいですね。カロリーもほとんどなく、3分の1近くが食物繊維という昆布のどこにそんな力が秘められているのか、探ってみましょう。
肌や髪をツヤツヤにするヨウ素の働き
昆布に多く含まれるヨウ素は、代謝に関わる甲状腺ホルモンの働きを活発にして、お肌や髪、爪などをツヤツヤにする働きがあります。
美しさと健康のため1日に必要なヨウ素は、2センチ角の昆布1枚食べるだけで大丈夫だそうですよ。
食べごたえのある満腹感でダイエットに◎
カロリーがほとんどゼロなのに、ミネラルやビタミンがたっぷり摂れる昆布はダイエットに◎。季節の野菜との炊き合せや、やわらかく煮た昆布巻きなどは、食べごたえがあって満腹感を味わえますね。
また昆布に含まれる水溶性食物繊維のフコイダンは、腸の壁にたまったコレステロールをからめ取って流し出してくれる働きがあり、ダイエットをしっかりサポートしてくれます。
昆布でハツラツ元気な毎日
動物性脂肪にかたよった食事や加工食品の摂りすぎなどで、私たちの体は酸性に傾きがち。これが「何となく体がだるい」という疲れの原因になります。疲れは美しさの大敵。アルカリ性食品の優等生ともいえる昆布を食べて、ハツラツとした毎日を取りもどしましょう。

女性の味方――牛乳の8倍のカルシウム
「最近何だかイライラして・・・」という人はカルシウム不足が原因かも。昆布には何と牛乳の約8倍ものカルシウムが含まれています。
その吸収率をアップするにはお酢の力を借りると良いので、お酢と一緒に摂るようにしましょう。
美味しくて健康になれる「昆布水」
昆布だしをさらに美味しくいただく方法として、「昆布水」があります。
水1リットルに細く刻んだ昆布を入れ、冷蔵庫で3時間ほどおけば出来あがり。普通にだしを取るのに比べ昆布の量が半分ほどですむので経済的!

しかも昆布の栄養分が水に溶け出し、美容成分もしっかり摂ることができます。普通のだしとして使えるほか、スープやカレーに加えると美味しさがワンランクアップ、温野菜の蒸し水に使うと野菜の旨みがきわ立ちます。
冷蔵庫で2週間ほど保存できますので、ぜひお試しくださいね!