セサミン
ゴマに含まれる栄養成分としてすっかりおなじみのセサミン。
ゴマから抽出されるゴマ油は、古来、アーユルヴェーダでも薬草を煮るなどに用いられ、現在でもその原料であるゴマは生薬として幅広く使われています。
セサミンの健康効果
このゴマから抽出されたセサミンには、以下のような効果があるとされています。
1.細胞の老化防止(アンチエイジング効果)
2.肝臓機能向上
3.脂肪の分解・合成の抑制
4.コレステロールの酸化防止(悪玉コレステロールを減らす)
5.動脈硬化など血管障害の予防や改善
これらはすべて、セサミンの強い抗酸化作用によるものです。
抗酸化作用とは、体内で蓄積される活性酸素を抑える働きのことであり、無駄な活性酸素を減らすということは、多くの生活習慣病の予防にもつながります。

若いうちはともかく、年齢を重ねると内臓をはじめとする内側の若さは、体力や肌年齢といった外側の若さとも直結してきます。
若さを保つためには、不要な活性酸素を抑える努力が必要といえますね。
更年期障害とセサミンの関係
また近年、このセサミンは、更年期障害の緩和にも一役かっている、という報告もなされています。
更年期障害と密接な関係がある女性ホルモンは、年齢とともに減っていくことで知られていますが、セサミンが女性ホルモンに似た作用をすることによって、症状を和らげてくれるのです。
更年期における症状の現れ方や重度は人それぞれですが、とくに重症でない場合は気軽に栄養補助食品から試してみてはいかがでしょうか。
規定摂取量
セサミンの摂取量にはその安全性への信頼から、特に規定はありません。
ですが目安として、効果を期待したいときは1日8㎎~10㎎、ゴマに換算して3000粒ほどの摂取が望ましいといわれています。
およそ24時間程度で体外に排出される成分でもあるため、少しずつでも毎日摂り続けることが肝心です。